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ブログ 2018/04/19 11:21

ハンドメイドソーシャルワーク

こんにちわ。良いお天気ですね。

特養の世界ではまだまだ新米の部類の看護師です。

主に急性期の病棟・救急外来・オペ室が長かった私は特養に勤務し始めて色んな意味で衝撃を受けました。

この約一年半もの間はカルチャーショックで頭の中はずっとジェットコースターに乗っているかのようでした。(笑)はい、良い意味で。

しかもそのジェットコースターを動かしているのも自分で次々に移り変わる景色対しても自分で反応・決断して行かなければならないという。

書いていて気が付いたのですが、こう言った意味では病院のナースや介護士さんも同じなのかも知れませんね。

それはさておき。

比較論で言えば病院では身体拘束を施される患者様が多かったです。

それは手術後の安静が守られなかったり点滴など身体に入っている管を自己抜去して大出血してしまったり・・・。

思えばその他も諸々の大義名分があったのでご家族の同意を取る事さえできればあまり躊躇しなかったという事情がありました。

なので特養に来ての数々の驚きの一つはここでお暮しになっている利用者様たちの自由さでした。

個人差はありますがベッド柵も最小限。居室でもフロアでも基本的には自由が保たれています。

思えば病院ではドクター(診る側)やナース(看る側)であるこちらの都合で、こちらの意図に反して歩き回る人を”徘徊”と呼んでいたこともあったかも知れません。

でも、今や後ろ手を組んでニコニコ歩き回る人を決して徘徊とは思いません。

この場所で出会った利用者同士が、徘徊ではなく”散歩(つまりは行って見たい場所へ自分の意志で行くこと)”の途中でにこやかに楽しそうに立ち話をされている光景を見ると何だかこちらまで幸せな気持ちになってしまいます。

 

前置きが長くなってしまいましたが。

特養では極力自由や尊厳に制限をかけることを避けます。それは多分沓掛ホームだけではないですよね。

では、どこに手をかけるのか?と言いますと、まずは環境です。

皮下出血ができやすい方、あるいは介護の方々が24時間見守りをする中でもいつのまにか手が腫れている方がいたということもあります。

しかし24時間介護しているからこその その発見の速さと報告の速さ。

そして、原因追求をして二度と起こらないようにする努力の繰り返しを目の当たりにしたり、自分もそこに関わったりして来ました。

原因を追求している間も何もしないわけではありません。

スタッフが知らない間にどこかに手を着いたのか?どこかにぶつかったのか?と考えている間にはもう、出来るところから対策が実行されています。

これはそんな工夫のほんのひとつに過ぎないのですが。

とある利用者様がもしかしたら椅子の肘掛に手関節をぶつけやすいのではないか?と考えた介護職員がいました。

他にも要因があるかも知れないのでそれはそれで考えたり観察したり、もちろん腫れなどの症状が表れていれば治療もしますが。

その間、それだけを考えてじっとしているわけではありません。今出来ることから、今すぐ順番に対策を施すのがこの施設のスタッフの特徴でもあります。

あっという間に滑らなくてソフトで弾力のあるカバーが出来ました。

とても特徴のある笑い方をする方なのですが、小柄なこの利用者様が介護職員を見上げて笑った顔が忘れられません。

思えば、ここで暮らしてくださっている方々が自由で楽しそうでビックリした一年半前。

でも、考えてみればあたりまえのことですよね。何故ならばここは”ホーム”と名のつく場所だから。

けれども、同時にその”ホーム”であるということを保って行くことの努力は怠ってはならないのだなあと日々痛感しています。(あくまで楽しく)

← 「よっしゃ出来た・・・・。いや、どうかな?・・・・」と真剣に考えているK介護主任。

一つ一つは小さな小さな工夫ですが、やってみては結果を目視して、それからまた改良の余地が生まれるのは何事にも共通することなのかも知れませんね。

                                                                       看護主任 尾崎

 

 

 

              

 

 

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